私は商社でOLしている。
五大総合商社ではなく、専門商社です。
Twitterを始めたキッカケは世の中の商社マン・商社ウーマンの日常や考えを知りたかったという理由が大きい。
商社と言っても、メーカー系商社もあれば独立商社もあり、貿易メインもあれば事業投資で稼いでる所もある。
総合商社は、いわゆる「ラーメンから航空機まで」という言葉に象徴されるように、多岐にわたる事業分野を持っている一方、専門商社は得意分野に絞って事業を行ってます。
私の会社は専門商社ですが、扱う商材が多岐に渡るため、部署が違えばお客さんは勿論、商材や商売形態、貿易相手国も様々。
英語を一切必要としないドメな部署もある。
部署によって雰囲気や服装も違い、求められる能力やカラーも違うので、別会社のように感じてしまうぐらい。
イメージとして個人商店の集合体かと。(最近はそういうのも薄れてきたように思うが。)
Twitterを始めて違和感を感じたのは、行き過ぎた商社マン神話。
恋愛・婚活市場で商社マンが持ち上げられ過ぎてるように感じる。
持ち上げられ調子に乗ってるヤリモク商社マンはなんだか痛々しい気持ちになる。
同時に商社マン漁りしてる女性もどうかと思う。。。
ぶっちゃけ商社マンと言えどもただのサラリーマンだし、世界を股にかけてビジネスを切り開く(笑?)とか聞こえはいいが、結局会社の看板、資金力、信用力があってこそのビジネス。
何か専門的なスキルがあるかと言えば否。
扱う商材の知識はメーカー技術職には敵わないだろうし、金融やマーケティング、ITリテラシーのスペシャリストにもなれないんですよ。
個人的には今後の未来を変えるような研究者や技術者の方が、遥かに尊い。
(私が猛勉強してもなれないだろうし。)
海外駐在妻に憧れて商社マン狙いの婚活女性もtwitter上散見される。
そりゃ手当はたくさん貰えるけど、駐妻そんないいもんかな?結局狭い日本コミニティで生活しなきゃいけない籠の中の鳥だと思うんです。
税金?扶養手当?の関係で海外で正社員で働く事はできないし、株もできない。
慣れない海外生活、習慣の違い、狭い日本人社会での人間関係のストレスでうつ病になる駐在員やその家族も多いんですよ…。
旅行と生活するのは違うから、マジで。
では、なぜ商社マン神話が生まれるかというと、高収入でグローバルなイメージがあるんだろうけど、卓越したコミュニケーション能力が多分にあると思う。あと、根性で乗り切るような精神力もある。
お調子者が多いとも言える。
結局そういうところがモテ要素になるのかもしれない。
私が婚活市場に出て思ったのは、
社内の人と話してる方がよっぽど楽しいわ!
です。
婚活市場には、いい歳してロクに目も合わせられない、人見知りを言い訳に他者とのコミュニケーションを放棄してる男性達が存在している事に愕然とした。
大学卒業して今の会社に就職し商社マンに囲まれ、上から可愛がられ時には下を可愛がり、飲みに行くと楽しいし、私は目が肥えてしまったのかもしれない。。。
だから商社マン至上主義には同意できないけど、私は商社マンが嫌いな訳ではない。
人を大事にし、コミュニケーションを大事にし、気を利かせて上手く立ち回る事のできる人たち。(勿論、全員が全員そうではないけど)
一緒にお酒飲む分にはとても楽しいです。
気の乗らない海外出張や接待、週末も含めた移動、いつもお疲れ様です。
Twitterで調子乗ってる商社マンはごく一部であると信じたい。